『おぼっちゃまくん』のペン入れに日数が取られ過ぎた。
今日午後までには終わらせるが、全体の仕事が計画より
はるかに遅れてしまった。
ギャグ漫画は活き活きした顔を描かねばならんから、
気力を持続させるのが大変なんだが、どうせ誰も分かっ
てくれないことも承知していながら、孤独な自分との
闘いに向き合っているのだから、何か褒美くらいあった
っていいような気がするが、何もないことなど百も承知で、
自分の人格を百くらい分裂させながら、誰かが励まし、
誰かが褒め称え、誰かが慰め、誰かが休めと誘惑し、
誰かが無意味だと囁き、誰かが無我の境地に誘ってくれ
たりしながら、無心に筆を走らせるのみなのだ。
無意味な文章を連ねているような気がするが、そういえば、
かねてから無意味漫画を描いてみたいと思っていた。
『ゴーマニズム宣言』が難しくなりすぎるきらいがある
から、一本くらい無意味漫画を描いてみたいものだ。
さあ、ペン入れに戻るぞ!